むしプロ

むしプロ
山本 孝

挿絵が結構強烈と言いますか、はっきり主張のあるタッチで描かれていますので、今まで図書館に通いながら、気がつかなかったことが意外だった絵本です。
一度目にとまると、「これ何!??」と虫好きの長男をはじめ、小学校2,3年のお姉ちゃんたちまで釘付け。
すっごい楽しそうな絵本!!!…と期待して読んでみると、期待を裏切らない楽しい絵本でした。

「むしプロ」って、なんでしょう?
虫のプロダクション?虫がデビューでもするのかしら?などと想像しつつページをめくると、そこはプロレス会場。
絵本を読む母の私は、プロレスの解説者になってしまいます。
虫のプロレス、だから「むしプロ」です。

さて、このむしプロには、大好きで大好きでいろいろ知っている虫たちがたくさん登場します。コーカサス、のこぎり、ヘルクレス、ニジイロetc…
いったい誰が勝つのかしら、クワガタチーム、カブトチームのどちらが優勝するのかしら??と想像しつつ、楽しく読める絵本です。

誰が勝ったかは、絵本を読んでのお楽しみ。
読み手の方は、ぜひプロレスの解説者になりきって、テンポよく、読んでみてくださいね。

あなたをずっとずっとあいしてる

あなたをずっとずっとあいしてる
あなたをずっとずっとあいしてる
宮西 達也

実際、恐竜という生き物はよく知りませんが、脳がくるみの中身程度しかなかったそうですから、そんなに心を痛めて思い悩んだり、わが子を思う気持ちが強かったとは思えません。が、宮西達也さんの恐竜シリーズは、どれも、人の心を揺さぶる温かみがあって大好きです。

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あなたをずっとずっとあいしてるは、マイアサウラのお母さんが、ある日、地面に落ちていた卵を拾い、自分で産んだ卵と一緒に、大切に育てるお話です。
拾った卵も、産んだ卵も、同じように愛情をもって優しく抱きしめ温めます。
ひろった卵から生まれた恐竜は、ティラノサウルス。
お母さんは悩みました。この子が大きくなって自分がティラノだと知ったとき、どうなるだろう…
お母さんは生まれたティラノの赤ちゃんを、卵を拾った場所の近くに連れて行き、おいてきました。
お母さんが心の痛みを感じながらもその場を離れると「クー」。ティラノの赤ちゃんの泣き声がします。
マイアサウラのお母さんはたまらず戻り、赤ちゃんを抱き上げて「ごめんね、もう決して離さないからね」と泣きながら誓うのでした。

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子育ては血のつながった子供でもいろいろな壁に突き当たるものです。
草食恐竜が、肉食恐竜の子供を育てることはあまりにも困難な状況であるのに、このマイアサウラのお母さん、いつでも愛情をもって接し、困難を乗り越えていきます。
心の絆と血の絆、どちらも大切に描かれている、とても素敵な絵本です。

ぜひ読んでみてくださいね。

むしのあかちゃん

むしのあかちゃん
むしのあかちゃん
伊丹市昆虫館, 奥山 清市, 角正 美雪

真冬は虫の季節ではないと思われる方もいるかもしれませんが、今は「虫の赤ちゃんの季節」なのでこの絵本をご紹介致します。
「むしのうんこ」という本と姉妹本で、数々のキモチワルイ虫の赤ちゃんが登場しますので、まるっきり虫が苦手な方にはキツイ絵本かもしれませんが、ほんとに目から鱗の虫情報満載なので、親子で一読されることをおすすめします。

我が家には今、カブトムシの幼虫と鈴虫のタマゴがすやすやと虫かごの土の中で眠っています。飼い主の長男のお仕事は、3日に一度のペースで、土に霧吹きをかけること。えさも何にもいらない虫の幼虫育ては、5歳の長男の仕事としてちょうど良い難易度です。でも、霧吹きを忘れて土が乾いてしまうと、虫の命も終わってしまいます。この命の水を、長男は3日に一度、頑張ってシュッシュしています。

さて、「むしのあかちゃん」の絵本には、数々のキモチワルイ虫の赤ちゃんが登場しますが、えぇぇっ!!と心から驚いた写真が載っていました。
「ナナフシ」という種類の虫がいます。一見木の枝かと思うような、小枝そっくりの虫です。虫好きでなくても、何かの機会に見たことがある方は多いと思います。
その「ナナフシ」のタマゴ、なんと自然界のある物にそっくりなのです。
ある物、とは、ドングリ。
親が木の枝そっくりで、赤ちゃんはドングリそっくり。

生き物って不思議。本当に不思議。

そんな感動があります。
虫嫌いの方には無理におすすめしませんが、ちょっとでも我慢できる方には強くお薦めしたい絵本です。
ぜひ、「ドングリそっくりの」タマゴ、絵本で確かめてみてくださいね。

しげみむら おいしいむら

しげみむらおいしいむら
しげみむらおいしいむら
カズコ・G. ストーン

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カズコ・G. ストーンさんのやなぎむらシリーズです。
しげみむらの虫たちは、みんな美味しい物を作るのが上手。
おいしいお菓子屋さんの開店日。
しげみむらの虫たちは、みんなせっせと準備します。

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カブトムシ好きの長男のお気に入りページは、しげみむらのお店屋さんにお買い物に来る虫たちの中に、「つのいちさん」というカブト夫婦が出てくるページ。
「つのいちさん」はこの一瞬、脇役さんで登場するのみですが、とってもステキに描かれています。

色鉛筆タッチで、とても細かく、色々な虫たちが登場する素敵な絵本です。
ぜひ読んでみてくださいね。


カメレオンのカメレくん

カメレオンのカメレくん
カメレオンのカメレくん
いなつぐ かつら, ミノオカ リョウスケ

我が家の子ども達は3人兄弟ですが、たった3人でもそれぞれの個性は大きく異なります。年齢の差による違いだけでなく、性格による違いも大きいのです。
従順な子、自分の意志に頑固な子、マイペースで人の意見は意に介さずの子、のような感じで。

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カメレオンのカメレくんは学校の中でひとり違うことをしてしまう子どもです。
先生がみんなを散歩に連れて行き、「ゆっくり」といってもひとりでちょろちょろと先に進んでしまいます。
みんなより先に行ってみんなより先に虫を見つけて食べて得意顔。
みんなはゆーっくり進んでまわりの色と同じ色に体の色を染めながら進んでいくのに、ちょろちょろ先に進むカメレくんの体はまわりの色と違う色をしています。
それを鳥が見つけて…
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読みながら長男に「ほらね、みんなと違うことをしてると危ない目に遭うんだよ」と言い聞かせた母でした。

ぜひ読んでみてくださいね。

「新天地」後の話

たたかう恐竜たち 恐竜トリケラトプスと大空の敵―プテラノドンとたたかう巻
たたかう恐竜たち 恐竜トリケラトプスと大空の敵―プテラノドンとたたかう巻
黒川 みつひろ

長男の恐竜好きにより、幼稚園から借りてきた絵本です。

こちらのたたかう恐竜たち 恐竜トリケラトプスと大空の敵―プテラノドンとたたかう巻は「新天地後」のお話です。近くの海に行った時、空の恐竜プテラノドンや、海の恐竜に襲われてしまいます。
原因は、ニワトリ大の小さな恐竜オビラプトルがプテラノドンの卵をぬすんで逃走。それを、プテラノドンはトリケラトプスがやったと思いこんだための襲撃でした。
リトルホーンやミニホーンが小さいながらも立派に活躍します。

ぜひ読んでみてくださいね。

ちょうちょのしろちゃん

ちょうちょのしろちゃん
ちょうちょのしろちゃん
高家 博成, 仲川 道子

長男が虫好きにより、幼稚園から借りてきた絵本です。
虫の絵本は図鑑だったり、外国産の虫も入り交じったバトル物だったり、飼育説明書だったり、というようなものが多い中、高家 博成さん文、仲川 道子さん絵の虫シリーズは、日本産で身近に目にすることができる虫たちばかり登場しますし、穏やかなストーリー性にあふれていますので、小さい子には超おすすめです。
「かぶとむしのぶんちゃん」「くわがたのガタくん」も大好きですが、こちらのちょうちょのしろちゃんも期待を裏切らず、とっても楽しい虫物語です。

幼稚園ぐらいまでのお子さんに、ぜひ読んであげてくださいね。

むしのあかちゃん

むしのあかちゃん
むしのあかちゃん
伊丹市昆虫館, 奥山 清市, 角正 美雪

この絵本は、先日読んだ「むしのうんこ」の姉妹本です。「むしのうんこ」を読んだ時は、へ〜ぇ!!ふ〜ん!という納得と感動があって、とてもとても発見の多い絵本でした。
こちらのむしのあかちゃんは、どちらかというと気持ち悪い毛虫たちや幼虫たちがたくさんたくさん出てきますので、母的には気の引ける絵本でしたが、今我が家にはカブトムシの幼虫が20匹ほどいますので、なにか役に立つ情報があるかも…と思い、読んでみました。

読んでみるとやっぱり気持ちの悪い毛虫や青虫たちがたくさん出てきました。
ちょっと背筋の寒くなるタガメの卵の写真や、テントウムシの幼虫の写真、などもありましたが、まず最初の発見は、「青虫の赤ちゃんの姿」でした。その辺で時々見かける青虫くん。卵から生まれてすぐ青虫の姿をしているわけではないんです。
ご存知でしたか?
青虫は卵から生まれるてすぐは黄色っぽい色をしています。まるで別の幼虫のようです。赤ちゃん時期は黄色っぽく、その後青虫色になるのだけれど、大きくなっていくのはほんとに大変。
100個の卵から、無事赤ちゃん幼虫が生まれるまでには、蜂やアリに食べられたりして、無事生まれるのは51個。
そしてやっと幼虫になっても、また蜂やアリや他の虫たちの餌食になったり、体内に卵を産み付けられて大きくなって死んだり、病気で死んだりして、サナギになれるのはほんの僅か。サナギになってもまだまだ苦難があり、最終的に、あのひらひらしたきれいな羽でお空をとべる蝶になれるのはたったの1匹なんですって!

…とこういう具合に意外なほど大きい感動があります。
100個の卵からたった1匹の蝶が育つということをしると、その辺を優雅にとんでいる蝶々を見る目も変わります。
命が育つって大変なことなんだな…と思います。

ぜひ、小さいお子さんから大人まで、読んでみてくださいね。
おすすめです。

実物大の迫力を

実物大 恐竜図鑑
実物大 恐竜図鑑
デヴィッド ベルゲン, David Bergen, 藤田 千枝, 真鍋 真

先日本屋さんで見つけた瞬間、みたくてみたくていつか買おうと思っておりましたが、図書館で見つけ、借りてきました。こちらの本は、絵本ではなく図鑑ですが、「実物大」とうたっているだけあって、実物大の大きさの迫力に度肝を抜かれてしまいます。
「実物大」ですから、もちろん全身の絵が描かれてはおりません。表紙のように、ほんの一部を見開きから更に開ける状態で最大限描いています。
ティラノサウルスも小さく書いても迫力はありますが、実物大でみると本当に恐ろしい。
逆に「小さな恐竜もいた」と別の書物で読みましたが、その小さな恐竜「オヴィラプトル」を実物大でみると「本当にニワトリみたいだ!」と感動があります。

文字が全く読めない小さな子でも、この図鑑の迫力にはひきこまれ、見入ってしまう物があります。
「どうして、恐竜の骨は、穴がいっぱいあいているの?」という疑問に対する答えも書いてあり、細かく読んでいっても楽しめます。
ぜひ、大人と子供一緒に、読んでみてくださいね。

「むしのうんこ」のおかげで…

むしのうんこ
むしのうんこ

ブログを数日お盆休みしておりました。
我が子と夏休みを過ごす日々です。

図書館から借りて読んで衝撃を受けた、この「むしのうんこ」には、虫がたくさんたくさん、びっくりするほどうんこをすることが書いてありましたので、我が家で飼っているカブトムシの虫かごもそろそろお掃除してあげなくては!と思った母は、今朝、虫かごを思い切ってひっくり返してみました。

母的にはかなり勇気のいる作業だったのですが、頑張りました。
我が家には二つの虫かごがあり、一つは幼虫のいる虫かご、もう一つは成虫のカブトムシがいる虫かごです。
さて、幼虫の虫かごの方は、数匹のサナギの死骸を発見しちょっとショックを受けましたが1匹の元気なサナギを発見し、こちらはそぉーっと虫かごに戻してあげました。
成虫のカブトムシのいる虫かごも、うんこだらけの土をがばっとバケツにひっくり返し、きれいな昆虫マットを敷いてあげました。
さて、がばっとひっくり返した土の中に、きらりとひかる丸い粒が…。
カブトの卵でした。
我が子と歓声をあげてよろこび、卵だ!卵を産んでくれてた!!と大騒ぎ。
虫のうんこだらけの土を、やさしく手でほぐしていくと、卵がでるわでるわ…。
何十個も卵が出てきて、生まれたばかりの小さな幼虫も数匹出てきました。
写真ではお目にかかったことがあるものの、本物のカブトの卵を見たのが初めてだった母は、我が子と一緒に喜びました。
命のある小さな粒は土の中で光っているように見えます。
むしのうんこ」を読んだから、昆虫マットをきれいに入れ替えようと思ったわけで、思わぬ発見をできたのも、この本のおかげ。

虫を買うには虫図鑑も必要ですが、「むしのうんこ」は非常に役に立ちました。

皆さんもぜひ読んでみてくださいね。

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