どこでもない場所
「エッシャー」というその世界ではとても有名な画家さんです。
エッシャーのだまし絵は、ほとんどが画用紙に鉛筆で描いたような白黒のトーン。
とてもシックで、パッと見、普通に風景画のように見えて、
でもよく見ると建物の屋上と地面がつながっていたり、
あるものが、遠くに行くにしたがって、別のものに変化していたり、
「ありえない」ことを、一枚の紙の中に表現しているので、
だまし絵っておもしろいな、、と思った時期がありましたが、
こちらの絵本もまさにその「だまし絵」。
見開きのページに、短い文章とともに描かれています。
この本を書いたのは、
セーラ・L. トムソン (著)
ロブ ゴンサルヴェス (イラスト),
エッシャーのだまし絵とは違って、カラフルな絵画調のだまし絵ですが、
このだまし絵もとっても見ごたえがあって、
絵の隅々まで何が書かれているのか、
何度も見直したくなる絵本です。
文章が少ないですが、決して幼児向けではありません。
何があり得ないのか、ピンとくる年頃で、やはり小学生以上にお勧めの絵本だと思います。
親子で「どこがあり得ないのか」
見つけるのが楽しい絵本です。
ぜひ、読んでみてくださいね。
JUGEMテーマ:読書
- 2012.10.01 Monday
- 見て楽しめる絵本
- 10:37
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- by atu