がむしゃらなことは つよいこと

評価:
内田 麟太郎
あかね書房
¥ 1,260
(2010-06)

JUGEMテーマ:育児


わが家の末っ子長男は先月の10月に10歳の誕生日を迎えました。

本当に、この命があることがありがたく喜ばしい気持ちになり、
家族にもたくさん祝福されながら、
長男は元気に「10代」としての一歩を踏み出したわけですが、

10代にもなると、
この子の持つ個性というか、
「大人になった時にこうなる」的なことが垣間見えるというか、
なんだか幼稚だった今までとは違う一面も、
ところどころに見せるようになってきます。

急に「男らしさ」のある服にこだわり始めたり。
急に、「お母さんに世話されないように」自分で何でもやりだしたり、
急に、話す言葉が立派になったり、
急に、自分の関心のある分野の、難しいうんちくを語り始めたり。

それでもこの10歳の長男、
夜、毎日1冊の読み聞かせは、楽しみにしてくれていますので、
母の私も、喜んでくれる子がいる限りは、
はりきって読み続けているわけですが、
長男は自分で読む本も、少しづつ増えています。

昨夜、長男が自分で選んで自分で読んだ本は
「UFOのなぞ」

文字も細かいやつ。
なんだかちょっとこわいやつ。
まことしやかに書かれているけど、やっぱりうさんくさいやつ。

それを読んだ長男、読んだのはいいけれど、
本を閉じると、
たった今まで読んでいた、
このうさんくさげなこの本から仕入れた情報を、
今度は、事細かに母に語り始めます。

ふ〜ん。
え〜!ちょっとこわ〜い!
うそでしょ〜!

と相槌を打ちながら聞いていた母の私も
そのうち、
その日一日の疲れと、部屋の暖かさのせいで


zzz


と、うとうとしてしまいました。

長男は、自分の語りをちゃんと聞いてほしかったようで、
「ちょっと!目を開けて聞いて!」
と私をおこし、また数分語り始めたわけです。

さて。
10数分ほど、長男の語りを聞いた後で、

「じゃぁ、今日は何を読む?」
と長男に聞きながら、
読み聞かせの1冊としてチョイスした絵本はこちらの

「こわーいおつかい」。

表紙の通り、小さい子向け。
小学校向けか、幼稚園向けかと聞かれたら、幼稚園向け。
シンプル・明瞭・明るく・たのしい絵本です。


とあるところに住んでいたこぶた君。
とってもうっかり屋さんです。

ある日、お母さんブタにこぶた君はこう言われました。
「おばあちゃんのおうちに、おくすりを届けてちょうだい」
それを聞いたこぶた君。
大好きなおばあちゃんに会えると思うとうれしくて、
肝心の薬も持たずに、
家を飛び出してしまいました…

薬をもって追いかけたおかあさん、
必死にわが子を呼ぶのですが、
こぶた君はうっかり者ですから、
お母さんではなくて
オオカミに追いかけられているんだと勘違い。

食べられては、大変、と
もうがむしゃらに走ります。

途中オオカミに出会うのですが、
がむしゃらに走るこぶた君は、オオカミを突き飛ばし…



というお話の展開です。


かたや読む本は
「UFOのなぞ」

そしてかたやお母さんの声で聞く絵本は
「こわーいおつかい」

このギャップが、10歳なんです。

大人び始めるめんどくさい部分と、
子どもとしか言いようのないかわいい部分との共存。
この両面を持っているのが10歳なんでしょう。


「こわーいおつかい」は
「UFOのなぞ」を真剣に読みこなす長男も、
楽しんで聞ける絵本です。
こぶた君のがむしゃらさが、オオカミを突き飛ばすほどの強いパワーであることを描いた物語です。

ぜひ、読んでみてくださいね。





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