「最高」は「最適」ということ

JUGEMテーマ:読書



あるところに、自分の「目」を自慢しているカエルがいました。

僕の目はすごいだろう?
水の中に入っている時でも、
目はぎょろりと水面の上に出し、
空を飛ぶ虫たちをぱっと捕まえられるんだぜ。


それを聞いていた他の生き物たち。
へぇ〜そうなんだ〜。
カエルってすごい目を持っているんだなぁ、、、
と感心しきり。

そこへやってきたのはギンヤンマ。
ギンヤンマは自慢しているカエルに向かっていいました。

そんな目で自慢しているのかい?
俺の目は、もっと凄いのに。
なにしろおれの眼は「複眼」といって、何万もの小さな目が寄り集まって一つの目となっている。
だから、自分が飛んでいる時でも、周りで飛んでいる小さい虫たちなんかがよく見えて、
簡単に捕まえることができるし、
虫取り網からも、上手に逃げることができるんだぜ。

そこへやってきたのは小さな小さなミズスマシ。
この小さなミズスマシにも素晴らしい目があるというのですが、
いったいぜんたい、この小さな体についている小さな目のどこが素晴らしいというのでしょう。

ミズスマシは、体が小さいですから、鳥や虫など、他の生き物たちのえさとして常に狙われる存在です。
ですからミズスマシは、その長い進化の歴史の中で、
目の上半分は空を見て、
目の下半分は水の中を見るように、
めが上下にわかれるという進化を遂げました。
だから、ミズスマシの目は「4つある」といえます。
ミズスマシの目も、素晴らしい目といえます。

さて。
誰の目が一番かというと、
最初に自慢していたカエルは、
自分の目なんか、
ただぎょろりとしているだけで
何のとりえもないただの目に思われ、
恥ずかしくなってしまいましたが、

そうではないんです。

カエルの目は、カエルが一番生きやすいようにできあがった目、
ギンヤンマの目は、ギンヤンマが一番生きやすいようにできあがった目。
そしてミズスマシの目は、ミズスマシが一番生きやすいようにできあがった目です。

いま自分自身のこの体は、
自分のとっての最高のものであること。

そういうことが分かる絵本です。
ぜひ、読んでみてくださいね。

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