はつめいかのたまごたち

JUGEMテーマ:読書


子どもを育てて初めて分かることって、
それはもう、
たくさんたくさんありますが、

子どもが、
服のボタンをかけるとか、
小さな入れ物から物を取り出すとか、
きれいに収まるように、物を片付けるとか、
ハサミで紙を切るとか、
色をぬるとか、

そういう日々の細かいひとつひとつのことに対して、
全然できない状態から、
その「できない自分」を克服して、
いつのまにか「できる人」
になるまでの過程をみて、
あぁ、こうやってできるようになっていくんだ、
と「成長の過程」をわが子を通して知ることができました。

「成長」と一言で言ってしまうと
「できない」→「できる」
「小さい」→「大きい」
という状態を表しますから、
その過程に起こる葛藤や悩みまでは表現できませんが、

実際は服のボタンかけ一つにしても

できなくてイライラする時期があったり、
昨日は上手に出来たのに、今日は不思議と失敗ばかりだったり、
もう本当はできるのに、自分でやりなさいと言われると、
お母さんに甘えたくて、できないできない、とだだをこねたい時期があったり、

それはもう、
ななめ45°の右肩上がりのラインで成長するのではなくて、
上がったり、下がったり、
進んだり、戻ったり
を繰り返しながら、長〜い目で見て、はじめて成長を感じられるぐらいの
一進一退を繰り返します。

それは「ものづくり」も然りです。
はじめは線の通りハサミで切ることなんてできませんし、
たくさんのパーツを切って用意する根気も続きませんし、
一生懸命作っても、なんとなくぐずぐずの仕上がりで、
もういやだ!とかんしゃくを起こすこともあります。

でもそれは「この作業に向いていない」からではなくて
「まだできない」だけ。
この葛藤の時期を「むいてないからもうやらない」ではなくて、
懲りずに、
打たれづよく、
何回も繰り返した子は、
やがていつしか、
「器用ね〜」「上手ね〜」
と人にもいわれるような、
上手なものづくりができる子に育っていく気がします。

下手の横好きで結構。
その時は下手でも、
同じことを繰り返し、
ものづくりを続けるということは、
いつかきっと、「上手になったな」という日がやってくるはず。

…というこの話は、わが家の長男の話です。
わが家の長男は、いまでは小さな発明家。
小学校の図工の時間だけでなく、
家にいる時も、暇さえあれば、
廃材や、画用紙や、のりやハサミをつかって、
なにか黙々と作っていることが多いです。

初めは線を書くことも
切ることも、
何一つ満足にできなかったのに、
いまは

「尾翼の角度が微妙なバランスを保って、よく飛ぶ紙飛行機」

を作ることもできますし、

「古いそうじ機を分解してモーターを取りだし、
 紙で作った帽子にタケコプター的な羽をつけて、
 そうじ機から取り出したモーターをつかって
 自動で回るはねつきの帽子を作る」

的な、ミラクルな工作もできるようになりました。

全ては、「下手の横好き」からのスタートです。



さて、こちらの絵本「ノマは小さな発明家」は、
まさにそんな工作好きな少年ノマのお話です。
「汽車を作ろう!かっこいい汽車をつくろう!」
と思い立ったノマは、
段ボールにパーツを書いていき、
ひとつひとつ丁寧に切りとります。
全部切りとるだけでも大変な時間がかかります。
根気強くパーツを準備したら、
それを丁寧に組み立てていきます。

時間をかけてゆっくりと。

…やがてできたのは、
本当に素敵な、
かっこいい、
段ボール製の汽車。

ノマは満足な表情で、
その汽車を飾ります。



読むとなんだか創作意欲がわいてくるような、
そんな素敵な絵本です。

挿絵も丁寧に書かれていて、本当に素敵です。

ぜひ、読んでみてくださいね。


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