さくらんぼのふくろ

評価:
マリア プンセル
新世研
---
(1999-03)

JUGEMテーマ:読書


6月に旬をむかえる果物といってもすぐにぽんぽんと答えられない自分がおりますが、
ありがたいことに、近所の果樹園で、この時期になると子どもたちにサクランボ狩りをさせてくださいますので、我が家は「6月=サクランボ」とイメージでき、それが楽しみな今日この頃です。

家での本読みもせっかくですから旬にちなんでサクランボの出てくる物語を選んでみました。
いくつかすてきなお話を知っていますが、その中でも優しさいっぱいのこちらお絵本はお勧めです。
文字ボリュームが若干多いので、どちらかというと小学生の中〜高学年向きの絵本かもしれません。

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アントニオはパン屋さんの見習いです。毎日毎日夜も寝ないでパンを焼いたり、せっせと仕事をしています。
焼きあがったパンは翌朝、馬に乗せ、谷間の村に配りに行くのです。
アントニオが馬の手綱を引いていると、果物をいっぱいに積んだ荷馬車を引いたクーロおじさんに出会います。
果物を積んだ荷馬車はぬかるみにはまりこんで動けない様子です。
アントニオは自分の馬をつかって、引っ張ってやり、荷馬車がぬかるみから抜け出るのを手伝ってやりました。
クーロおじさんはお礼にサクランボをくださいます。袋にいっぱいの、つやつやしたサクランボです。

アントニオはおいしそうだなと思いながら、思い直しました。「でもまてよ、フランシスカばあさんは歯が抜けてしもうとるからやわらこうて、水気の多いもんしかたべられんのや」
そして、袋のサクランボをすべてフランシスカばあさんに上げるのです。

サクランボをもらったフランシスカばあさんは大喜び。みずみずしいサクランボをいただこうと思いながら、でも、と思いなおします。
「妹のマリアにあげよう…」

サクランボをもらったマリアも、同じように「○○にあげよう…」、もらった人はまた同じように「○○にあげよう…」、…そうやってサクランボはめぐりめぐっていくのでした。

最後は何とアントニオの家へ。「アントニオは夜も寝ないで働いているから疲れているだろう」とサクランンボが届いたのでした。
仕事から帰ったアントニオは、フランシスカばあさんにあげたはずのサクランボが、なぜ家にあるのか首をかしげながらも、へとへとの体で、一粒、また一粒とサクランボを食べ、すっかりたいらげてしまいました。

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優しさがつながって輪になった物語です。
ぜひ、読んでみてくださいね。

コメント
こんにちは ^−^

近所の果樹園でサクランボ狩り!
な〜んてうらやましいんでしょう!!

日本産のサクランボにはなかなか手が出ず
アメリカンチェリーの特売を買って帰るnanamiであります。
せめて絵本で楽しもうかな。
読んでみますね〜
  • nanami
  • 2010/08/08 5:03 AM
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