とても、おおらかなお話

評価:
アーノルド ローベル
文化出版局
¥ 1,365
(2004-07)

JUGEMテーマ:読書


ちょっとした昔話チックなお話です。
「ジャイアントジョン」は表紙に大きく書かれてある通り、言ってみれば巨人です。

でも山の中で、とてもおおらかに、たった一人のお母さんと暮らしています。
遊び相手は妖精たちです。音楽に合わせて踊り、楽しみます。
「ジャックと豆の木」に出ているような人食い鬼ではありません。
挿絵の見た目通り、とても心の優しい大きな男、それがジャイアントジョンです。

ある日ジョンのお母さんは言いました。
「もううちには食べるものがない。お金もない」と。

ジョンは大丈夫!自分が働きに行ってくるから!と言いました。
ジャイアントジョンは元気に出かけます。
そしてとあるお城にたどりつき、そこで働かせてもらいます。
お城の掃除をしたり、お妃さまが洗濯物を干すお手伝いをしたり。

ジョンはとても喜ばれました。そして袋いっぱいのお給料をもらうことができました。


よくある絵本の中では、巨人はえてして怖い存在だったり、優しいのにみんなと分かり合えないさびしい存在だったりします。
いっぽうお城の王様やお妃さまも、威張りくさって権力を振り回す存在だったりします。

ですがこのお話の中ではジャイアントジョンも、王様もお妃さまも、みんな同じ土の上で、上も下もなく暮らしています。
「おおらか」という言葉をお話にしたような物語。

いろいろなマナーやモラル・人の生き方を説く昔話が多い中、ジャイアント・ジョンは何ともいえずほっとする物語かもしれません。

「いろいろあるけど、大丈夫」
と思える絵本です。
ぜひ、読んでみてくださいね。



コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

最新記事

カテゴリー

最新のコメント

最新のトラックバック

おすすめ絵本

いのちのいろえんぴつ
いのちのいろえんぴつ (JUGEMレビュー »)
こやま 峰子, Michael Grejniec, 豊島 加純, マイケル グレイニエツ
テレビドラマ化もされた本のようですが、本当に感動する「命」の絵本です。
豊島加純さんの直筆の詩が、強烈に心に突き刺さる絵本です。

おすすめ絵本

つきのよるに
つきのよるに (JUGEMレビュー »)
いもと ようこ
「心打たれる絵本」としてお勧めの絵本です。子どもは子どもなりの、大人は大人なりの感動がある絵本です。

おすすめ絵本

わにのスワニー しまぶくろさんとあそぶの巻
わにのスワニー しまぶくろさんとあそぶの巻 (JUGEMレビュー »)
中川 ひろたか, あべ 弘士
腹を抱えて笑える絵本ってそんなにたくさんありません。こちらは子どもも大人も一緒になって笑えます。是非親子で読んでください。

おすすめ絵本

くろねこかあさん
くろねこかあさん (JUGEMレビュー »)
東 君平
言葉のリズムが楽しい絵本です。挿絵はシンプルですが切りえ風でとっても素敵。耳に残るフレーズですので、赤ちゃんにもお勧めです。

リンク

プロフィール

記事検索

管理者用

携帯用QRコード

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM