オテサーネク

オテサーネク
Eva Svankmajerov´a,Jan Svankmajer,矢川 澄子
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昔話によく登場する、「子供のいない夫婦」から、この物語は始まります。
仲むつまじく、よく働くとある夫婦。口癖は、「子供がいたらなぁ!」でした。
ある日きこりの夫は、木を切っていると、ちょうど子供の形によく似た切り株を見つけます。あんまり子供の形によく似ているものだから、それを家に持って帰ると…なんとその切り株が、本当に赤ちゃんのように声を出しました。
「おなかがすいた。何かちょうだい」と。
妻は食べ物を与えます。その切り株の子は、オテサーネク。
オテサーネクは食べれば食べるほどほしがります。
ついには、きこりの夫婦を食べ、外に出て行き、会う人会う人、次々と食べてしまいます。
オテサーネクは食べれば食べるほど体が膨らみ、食べれば食べるほど、もっとほしがってしまうのです。
そして次にオテサーネクが出会ったのは…。
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ちょっと見たところ、ロシアの昔話のような気がします。ロシアには、この手の「次々食べちゃう系」のちょっと恐ろしい昔話が多いので。
「おなかのかわ」という物語や、「ねんどぼうや」という物語にちょっと似ている感じがします。
ぜひ、読んでみてくださいね。
- 2009.08.26 Wednesday
- おばけ・妖怪
- 22:21
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- by atu