いもごろごろ

いもごろごろ (日本の民話えほん)
いもごろごろ (日本の民話えほん)
川村 たかし

我が家の長男の好物のひとつは、里芋です。
しょうゆベースの味付けで、キノコや根菜、お肉と一緒に煮込んだ汁物にして出してあげると、何杯でもおかわりして食べてくれます。

おそらくは、この絵本の「いも」も、ジャガイモではなく、あのヌルヌルした里芋かもしれません。

題名の通り、イモが転がってしまう物語です。

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あるときとある村の衆が、庄屋様と一緒に大阪見物に行くことになった。
村人たちは大阪見物なんて生まれて初めて。
大阪の礼儀作法も、わかりません。

そんなとき、庄屋様はポンと胸をたたいてこういった。
「任せなさい。こまったら、わしのまねをしておればいい」

みんな安心して庄屋様についていった。
…実は庄屋様も大阪見物は生まれて初めて。だから宿屋に泊まるとき、そっと番頭さんにこういった。
「わしらは大阪始めてじゃから、ちいと、礼儀作法が違うかもしれんが、見逃してな。」

さて、その夜のこと。
宿屋のごちそうが御膳に並び、村の衆は席に着いた。

初めの一杯は女中さんがどぶろくをついでくれた。
それを庄屋様はずずっと飲みほし「ん、んまい」。
それを見ていた村の衆も、ずずっと飲みほし「ん、んまい」。

ちょっとあわてた庄屋様は、どぶろくにむせてしまい、「コホン、コホン」。
それを見ていた村の衆も、庄屋様に続いてどぶろくにむせ、「コホン、コホン」。


そして次は白ごはん。さすがの庄屋様でもめったに食べられないような白飯をがつがつと口に運び、庄屋様はのどに詰まって目を白黒させた。
それを見ていた村の衆は、それまねをしろと、庄屋様と同じように白飯をがつがつと口にはこび、目を白黒。


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終始こんな調子で「おいもごろごろ」へとつながっていきます。
単純なパターンの繰り返しではありますが、小2の長男は腹を抱えて笑いました。

面白い昔話、知っておきたい昔話のひとつです。
ぜひ読んでみてくださいね。

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