ふしぎなはなごろも
ふしぎなはなごろも (創作民話絵本)
山本 省三,狩野 富貴子
地域によっては、桜の季節はもう終わってしまったところも多いとは思いますが、当地は一昨日あたりが満開を迎えました。
昨日、私も子供たちを連れて、近所の春祭り、隣町の公園へと、お花見をはしごして楽しんでまいりました。
そんな「桜の季節」に読むのがぴったりな絵本に出会いました。
「ふしぎなはなごろも」は、病気の母親と二人暮らし、子どもでありながら看病に家事・仕立てもののお仕事までもを一手に引き受け、けなげにがんばる9歳の女の子、さき が主人公です。
親孝行・働き者、そのうえ気立てはよくて村の子供たちの人気者。
ここまでよく出来た子供が登場すると、絵本の世界では、何か不幸な出来事が起こるというパターンが多いので、心配になってしまうほどです。
さきは仕立てものを届ける行き帰りの道で、必ずお地蔵さまに手を合わせます。お供え物をして、母親の病気の回復を祈るのです。
ある日の帰り道、ちょうど桜が花盛りでたくさんの桜の花びらが落ちていました。
さきは花びらをたくさん集めて持ってかえり、家で丁寧に縫い合わせて、花びらの衣を作るのでした。
お地蔵さまに着せてあげるためでした。
さきのつくった花衣は、お地蔵さまによく似合いました。不思議なことに、いつまでたっても花衣は朽ち果てず、きれいに色鮮やかにお地蔵様にまとっているのでした。
夏が過ぎ、秋が過ぎ、また冬が来たある晩のこと。
お母さんはひどい熱に苦しみだしました。
さきは外は吹雪だというのに、お医者様を呼びに、雪の中を走りだしました。
そして…
-----------------------
このいじらしい女の子、なんとか幸せになってほしいな…と祈りながら読んでしまう絵です。
結末はとても素敵なハッピーエンド。
とても不思議で、とても幸せな気持ちで終わるお話です。
ぜひ、読んでみてくださいね。
山本 省三,狩野 富貴子
地域によっては、桜の季節はもう終わってしまったところも多いとは思いますが、当地は一昨日あたりが満開を迎えました。
昨日、私も子供たちを連れて、近所の春祭り、隣町の公園へと、お花見をはしごして楽しんでまいりました。
そんな「桜の季節」に読むのがぴったりな絵本に出会いました。
「ふしぎなはなごろも」は、病気の母親と二人暮らし、子どもでありながら看病に家事・仕立てもののお仕事までもを一手に引き受け、けなげにがんばる9歳の女の子、さき が主人公です。
親孝行・働き者、そのうえ気立てはよくて村の子供たちの人気者。
ここまでよく出来た子供が登場すると、絵本の世界では、何か不幸な出来事が起こるというパターンが多いので、心配になってしまうほどです。
さきは仕立てものを届ける行き帰りの道で、必ずお地蔵さまに手を合わせます。お供え物をして、母親の病気の回復を祈るのです。
ある日の帰り道、ちょうど桜が花盛りでたくさんの桜の花びらが落ちていました。
さきは花びらをたくさん集めて持ってかえり、家で丁寧に縫い合わせて、花びらの衣を作るのでした。
お地蔵さまに着せてあげるためでした。
さきのつくった花衣は、お地蔵さまによく似合いました。不思議なことに、いつまでたっても花衣は朽ち果てず、きれいに色鮮やかにお地蔵様にまとっているのでした。
夏が過ぎ、秋が過ぎ、また冬が来たある晩のこと。
お母さんはひどい熱に苦しみだしました。
さきは外は吹雪だというのに、お医者様を呼びに、雪の中を走りだしました。
そして…
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このいじらしい女の子、なんとか幸せになってほしいな…と祈りながら読んでしまう絵です。
結末はとても素敵なハッピーエンド。
とても不思議で、とても幸せな気持ちで終わるお話です。
ぜひ、読んでみてくださいね。
- 2009.04.20 Monday
- 優しい話・温かい話
- 07:58
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- by atu