大きくなるということ

きょうはこどもをたべてやる! (ほるぷ海外秀作絵本)
きょうはこどもをたべてやる! (ほるぷ海外秀作絵本)
シルヴィアン ドニオ,Sylviane Donnio,Doroth´ee de Monfreid,ふしみ みさを

こどもって、自分の身の丈に合わないものでも、果敢にチャレンジしようとするものです。
ジェットコースターに乗るといって、大丈夫?という周りの心配をよそに乗っておきながら、いざスタートすると「おりるー!!」ってさわいでみたり、母の皿洗いを見て「わたしもやるー!」といって張り切って皿洗いしてくれながら、あたり一面を水浸しにしてしまったり。
「自分にこれができるかな?」ではなく「「自分もこれをやってみたい!」が数倍強いのが子供です。良かれ悪しかれ、それが大きくなるためには必要なのですよね、きっと。

だから母はこの「きょうはこどもをたべてやる! 」をわが子に重ねながら読んだのですが、子どもたちはおそらく、まったく別の受けとめ方で…おそらくは単純に面白いワニの子の物語として読んだのではないかと思います。

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ワニの坊やは、ある日突然パパとママに言います。
「今日は子供が食べたいんだ!」
ママとパパはびっくりします。
坊やにはいつもおいしいバナナを食べさせていたからです。
「坊や、人間の子はバナナの味はしないんだよ」
そう言ってバナナを食べさせようとしますが、坊やは食べません。
「今日は子供を食べるんだ!」

ワニの坊やのパパは、トラックほどもある大きな大きなウインナーを買ってきてあげました。
とっても大きなウインナーなのに、坊やはたべませんでした。
「今日は子供を食べるんだ」

ワニのママは、坊やのためにおいしいおいしい、大きな大きなチョコレートケーキを作ってあげました。
とってもおいしそうなチョコレートケーキだったのに、ワニの坊やは食べませんでした。
「今日は子供を食べるんだ」

ワニのパパとママは、坊やが何もたべてくれないので、困りはてて泣いてしまいます。
坊やは、ひとりで川に行きました。
するとそこには、なんと、人間の子供がいたのです…!
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さて、ワニの坊やは人間の子供を食べられるでしょうか?

親目線で読めば、最後まで「うん、うん、子どもって、そうそう」とうなづきながら読める絵本です。
楽しくて簡潔で、意味が深い話ですから、小さい子から小学生高学年でも楽しめる絵本です。

ぜひ、読んでみてくださいね。

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