奈良の大仏様

こがねの仏鉢(ぶっぱつ)
西本 鶏介, 清水 耕蔵

本当にこんなことがあったのでしょうか。こちら「こがねの仏鉢(ぶっぱつ)」は奈良の大仏様が作られる時の物語です。

奈良時代、信心深い天子さまは奈良の都に日本一の大仏を作る決心をします。そこで大仏を作るにあたり、日本一の大仏を作ることのできる仏師探しが始まります。
天子さまから仏師探を命ぜられた男は、仏師探しの旅に出かけました。旅をつづけあちこちの仏師を訪ね歩きましたが、どの仏師も。「そんな大仏なんて作ったことがない」と首を振ります。
都を出てからもう三月。疲れ果てた男が見た夢の中に現れた老人が言いました。
「明日の朝一番に出会った男が、まことの仏師ぞ。」
さて、男が翌日一番に出会った男は、まだ子供のような若者でした。
名は「公麻呂」。

公麻呂は粘土の仏様なら好きで作っているが、仏像すら作ったことがない、と言いました。
それでも、夢のお告げを信じれば、この若者がまことの仏師。
若者の両親に許しを得て、男は公麻呂を都へ連れて行きました。


今、堂々と奈良の大仏が存在しているのは、小さな仏像作りの経験もない、子供のような若者の設計による仕事だったというお話ですので、信じられないような、驚きの物語です。

身も心も尽くして仏像を完成させた若者が、天から不思議に降りてきたこがねの仏鉢(ぶっぱつ)を授かるという結末。

奈良の大仏がものすごく大きく存在している、ということを理解していない子供には、驚きの少ない物語ですが、知っている子供にはぜひ読んで聞かせたい、おすすめの絵本です。
ぜひ読んでみてくださいね。


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