まゆとおに

まゆとおに―やまんばのむすめまゆのおはなし (こどものとも傑作集)
富安 陽子, 降矢 なな

大好きな「めっきらもっきらどぉんどん」にでてくる「しっかかもっかか」に似ている子が表紙に描かれていると思ったら、思ったとおり、「めっきらもっきらどぉんどん」を書いた降矢 ななさんが絵を描いた絵本でした。

大好きな「めっきらもっきらどぉんどん」みたいにおもしろいのかなー、と期待して読んでみると、期待を決して裏切らない、楽しい絵本でした。

やまんばのむすめ まゆはある日山中で鬼に出会います。鬼をしらないまゆは、鬼の誘いにのって岩谷へとついていってしまいます。
鬼のたくらみは、もちろん、おいしそうなまゆを食べてしまうことでした。

鬼が岩谷の前でたきぎ拾いを始めると、「何か手伝うことない?」とまゆ。
鬼はまゆにたきぎ拾いを頼みます。
たきぎ拾いを頼まれたまゆは近くにあった杉の木を1本、根こそぎえいやっとひっこ抜き、それをばりんばりんと折って、あっという間にたきぎの山を作ってしまいました。鬼はびっくりして口をあんぐり。
次に「石ころ」を2つ3つ拾ってくるように頼まれたまゆは、鬼の岩屋の壁を思いっきり蹴飛ばします。岩屋の壁の岩はガラガラと崩れおち、鬼はびっくり仰天。
まゆは崩れた岩の中から大きな石を三つ選んで運んであげました。
いよいよ鬼は大鍋に水をたっぷり入れて、まゆの運んでくれた石の上に鍋をかけ、火をつけました。
「何をするの?」とまゆがきくと、おには「寒い時は熱いお風呂が一番」と答えます。
本当はまゆを大鍋で煮て食べてしまうつもりなのです。



さてさて、まゆは食べられてしまうのでしょうか?
それは絵本を見てのお楽しみですが、こんなに力持ちのまゆですから、鬼ごときにつまみ上げられて煮て食われる、なんていうエンディングではありません。
まゆが強くて単純に鬼をやっつけるお話でもありません。
とても心地よい結末になっています。
ぜひ読んでみてくださいね。



コメント
コメントありがとうございます!
お父さんも一緒に絵本に親しんでいるのですね。ウラヤマシイ・・。
先日、お友達と「こんな本が家にある」という話題になり、ある人は「ミッケ!」シリーズを全部持っていて、ある人は「どこどこ」シリーズを全部持っていて、またある人は「秋山正さんの」作品を全部持っている、などと話しておりました。
我が家では「あらしのよるに」シリーズかな。
むうちゃん宅では何かありますか?
  • atu
  • 2007/10/02 9:19 AM
降矢ななさんの絵はインパクトがあって、どんなお話でも降矢ワールドにしてしまいますね。
つい先日、「めっきらもっきらの3人ってなんて名前だっけ」という話になり、どうしても赤い髪が出てこない・・・父ちゃん帰宅して即聞いたら、「しっかかもっかか!」即答。解決!!
まゆ、うちにあるので、もう一度読んでみようかな。
静かにさせておくのが難しいんですけどね・・・
  • 2007/09/20 10:00 AM
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