菖蒲とヨモギ

菖蒲とヨモギ」は岩手に伝わる昔話です。
2005年は6/4が旧暦の「こどもの日」、端午の節句です。
昔は、この日に菖蒲とヨモギをとってきて、屋根に指したりカブトを作って子どもの頭にむすんだりして「厄払い・魔よけ」の行事をしたのだとか。
昔といっても数十年前までは行われていたはずのこの行事、33歳の母にとっても遠い昔話の世界の話に感じます。
旧暦端午の節句にちなんで、「菖蒲とヨモギ」をご紹介します。
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むかしむかし、あるところにとてもけちな男がいた。
この男のけちなことと言ったら、「嫁が来ると飯が減る。飯の食わない女が良い」といって嫁も取らずに生きていたほどだったと。
そんな男の所へ、たいそう美しい女が来て「私は米を食いません。嫁にしてください。」といってきたんだと。男はたいそう喜んで、その女を嫁にもらったんだと。
女は本当に米も食わず、たいそうな働き者だったと。
 (…ここまでは「食わず女房」によく似ています)
 (中略)
男がそうっと物陰から見ると女は髪をかき分け頭にぽっかり開いた大きな大きな口で、飯をワシワシ食っていたんだと。
女の正体はオニだったんだと。
男はたいそう驚いて「あっっ」と声を上げたんだと。
オニはその声に気づきミーターナーとわれ鐘のような声を上げて男を追いかけてきたんだと。
男は逃げて逃げて、4,5里は逃げて走ったど。
男はもう一歩も走れなくなり、もうこれまで…と思ったところ、目の前に菖蒲やヨモギが生い茂っていたんだと。
男は一か八か菖蒲とヨモギの林に隠れたんだと。
オニはすぐ追いついて男を見つけたんだと。
ところがオニの目にはどういう訳か菖蒲は刀(かたな)に、ヨモギは燃えさかる炎に見えたんだと。
オニは、こんな恐ろしいところにはいられねーと逃げていったんだと。
どんどはれ
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こんな昔話です。
菖蒲とヨモギが厄よけになる意味がよく分かります。

さて、菖蒲はどんな植物かご存知ですか?
それをひもといてみるのも奥深く、楽しいですよ。



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