東日本大震災
JUGEMテーマ:健康
このたびの東日本大震災においては、被災された皆様への心からのお見舞いを申し上げます
まだご家族の安否確認すらできない皆様へも、遠くから励ましの言葉を送ることしかできませんが、希望を持って耐え、この苦難を乗り越えられますように、お祈りしております。
私も岩手県民ですので激しい揺れには驚いた一人ですが、幸い内陸部で被害は少なく済みました。
奥州市内の店舗で買い物中に突然激しい揺れ。驚いているうちに、店舗壁面のガラスがガシャガシャと崩れ、電気は消え、ただ事ではないと思いましたので信号の消えた道路に車を走らせ、学校にいた子どもを助けに行きました。
幸い、我が家の家族はみな無事でしたから、その後しばし電気水道のない不自由に耐え、崩れた室内を片付けて、日常を取り戻すことができています。
子どもは本当に不安げで、「どうして地震は起きるの?」と聞いてきます。
「地球は、生きているからだよ。地球が、大きなあくびか、大きなくしゃみかをしたんだよ」
と言って聞かせました。
人の暮らしは、もろいものですね。
地震が来ると、こうも一瞬で、大切な命が、たくさん奪われ、海にのまれてしまうのですから。
防災訓練をしていても、想定外の被害を受けてしまうのですから。
幸せだった町の暮らしが一瞬に消え去り、町は地獄絵図となり、大切な人がいなくなってしまうのですから。
電気やガソリンがないだけで、現代の暮らしは成り立ちません。まるで砂上の楼閣です。
立派な建造物があっても、便利な電化製品があっても、電気がなければただの箱・ただのものになってしまいます。
改めて、人は地球の上に住まわせてもらっていることをわきまえ、地球とともに、資源を枯渇することなく、耐えながらこれからの復旧に力を注ぐことの大切さを考えさせられます。
原発の事故も不安でなりませんが、その原発で電気を作ってもらっていたからこそ、生活が成り立っていたという現実もまたあります。
行政の責任、だれの責任、とだれかのせいにするぐらいなら、電気を使うことが当たり前だった自分の暮らしそのものを見直す必要があるように思います。
救援物資も途中まで運ばれながら、肝心の被災者になかなか届かない問題もあります。
えてして誰のせいなのか、責任者探しをしたがるマスコミの風潮もありますが、誰のせいでもないのですから、必死で対応している現場の努力をたたえながら、見守るしかありません。
一人でも多くの方が救われ、一人でも多くの方が安心な暮らしを取り戻せますように。
自分にできることは節電であり、被災者へ救援物資をとどけるためにも自分はガソリンを使わないこと。
被害の少なかった岩手県民として、ガソリンが行き渡るまでは、自転車ライフでガンバリマス。
- 2011.03.17 Thursday
- その他
- 18:40
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- by atu