プレゼントを贈る楽しみ

評価:
ガブリエル・バンサン
ブックローン出版
¥ 1,365
(1994-12)

JUGEMテーマ:育児



いよいよクリスマスまであと1カ月とちょっと。

わが家の子供たちは、クリスマスプレゼントに何をもらおうかと、

いま真剣に考えている様子です。

音楽の好きな、長女はショパンか誰かの楽譜集。

ジブリアニメの好きな次女は、トトロの時計。

そして、いろいろほしいものがあり過ぎて、いつも金欠病で、
「クリスマスまで何も買わないこと!」
とお買いもの禁止令を出している最中の長男は、

ロボットとか、
ソーラー電気で動く車の工作キットとか、
おもちゃとか、
水ロケットを作るためのキットとか、
「大人の科学」というキット付きの雑誌とか、
「科学のたまご」という子供向け科学系雑誌とか、
プラスチックで作る「安土城」「大阪城」などのお城シリーズとか、

いろいろ興味のあるものがあり過ぎて、
まったく決められずにおりまして

「じゃあ、お母さんに任せて!
 夢いっぱいのプレゼントをあげるから(^o^)」

と伝え、クリスマス当日を楽しみにまとう、ということになったのですが、
長男は、どんなプレゼントをもらえるんだろうという大きな期待と、
もしかしたらほしいものがもらえないんじゃないかという不安が混じり、
その後毎日、
「どんなプレゼントにしてくれるか、決まった?」
と聞いてくるのです。

母が考えているのは、比較的最近、長男がほしいといった
「箱庭」的なもの。

木だとか、家だとか、人だとか、ベンチだとか、テーブルだとか、
そういう細々したアイテムを
自由に並べて自分の好きな小さな世界を作り、
インテリアにもおかしくないような、
素敵なものがあれば買ってあげたいなと思っています。
予算次第なので、ちょっと小さくても、
自分で作りあげるキット的な感じの、
箱庭的なものがかえればいいなと思っているところです。

でも、毎日、
「どんなプレゼントにしてくれるか、決まった?」
と聞いてくる長男に、真面目に答えるのはつまらないし、
この長男、いじるととても面白いので、

母の私も、ついつい、

「愛的なもの、あげるから。」

と答えます。

「お母さんと遊ぼう券、5枚」
「お母さんにだっこしてもらえる券、5枚」
「お母さんと…    」

いろいろ言うたびに、
真剣に嫌な顔で、
「え〜!やだー〜!」
と答えてくれる長男が、
これが本当にたのしい感じです(^o^)

さて、ご紹介する絵本は

「ちっちゃなサンタさん」

このお話、単純にクリスマス絵本かと思えば、ぜんぜん違います。

だってサンタさんは
ふくよかで、
やさしくて、
プレゼントをくれるものなんですが、

このお話のサンタさんは

ちっちゃくて
しかも、
プレゼントは持っていません。

配り終えた後とか、たまたま持っていない、とかではなくて、
プレゼントは持っていないんです。


それでも不思議と温かいお話。
すごく温かいお話。

それは、
人の心が、
プレゼントをもらう楽しみを待っているだけではなくて、
プレゼントを贈る楽しみも、知っているからなのかもしれません。

ぜひ、読んでみてくださいね。

いたずらっこリスト

JUGEMテーマ:読書


もうすぐ、クリスマス。
サンタさんのうちでは、ただいま大忙しです。

だって世界中の子供たちから手紙が届き、パパサンタと、ママサンタと、息子のピーターが、それを読みながら「いたずらっこリスト」と「いい子リスト」を作成中なんですから。

この1年のうちにいたずらよりも、いいことのほうをたくさんしていたら、いい子リストに名前を書き、
逆に、いいことよりも、いたずらのほうが少しでもおかったら、いたずらっ子リストに名前を書かれます。

クリスマスに、夢いっぱいのプレゼントをもらえるのは、
いい子リストに名前がある子どもだけ。
だから、このリスト、クリスマスを迎える子どもにとっては、とても大事なものなんです。

さて。
ピーターは「ミッチェル」という子の手紙をみていました。
ミッチェルは、いたずらが124個で、いいことが123個。
惜しくもたった1個いたずらが多かったために、ミッチェルはいたずらっ子リストいきとなりました。

ピーター自身の手紙もありました。
ピーターのやったいたずらは74個、いいことは61個でした。
ピーターもやっぱり、いたずらっ子リスト行き。
ピーターは去年もいたずらっ子リストに名前が書かれたので、
去年もさびしいクリスマス。

プレゼントをもらえないクリスマスがどんなにさびしいか、ピーターはよくわかります。
よし、いたずらっ子リストのみんなを助けるぞ!

…ということで、ピーターの作戦が始まります。

----------------


ハロウィンも終わり、いよいよクリスマスが近づいてきて、
プレゼントに何がほしいか、
子どもたちが目をキラキラさせながら、
自分のほしいものを考えるシーズンになりました。

子どもがいたずらをするのは、
育ちの上で必要なステップです。
子どもたちにとっては、
どんなくだらないいたずらでも、
そのいたずらをしたからこそ、わかったこともたくさんあるはず。

いい子はいい子。
いたずらっ子もいい子。

そんな風に受け止めてあげて、
夢いっぱいのクリスマスを迎えたいな、
そんな風に思えるような、素敵なお話です。


挿絵もとってもキュートで素敵な絵本です。
ぜひ、読んでみてくださいね。












どんなクリスマス?

JUGEMテーマ:読書



クリスマスの楽しみ方って色々ありますが、

あたたかいお部屋にかざる、きれいなクリスマスツリー、
イルミネーションのキラキラ、
おいしいクリスマスケーキ、
ごちそう、
音楽、

そして

夢いっぱいのクリスマスプレゼント


大人になって、もう、
誰かからプレゼントをもらうことはなく、
逆に、子供たちにプレゼントする立場になったいまでも、
なんとなくわくわくするのが
このクリスマスです。

家庭ごとに楽しみ方はいろいろ。

家の周りのライトやイルミネーションに全力を注いで飾り付ける家庭。
家の中にこだわって、家じゅうクリスマス一色に飾る家庭。
飾りつけはシンプルで、テーブルにはろうそく、そして音楽、
大人なクリスマスを楽しむ家庭。

色々あるのではないでしょうか。

わが家ではおじいちゃんもおばあちゃんもいる3世代家族ですし、
そんなにこだわりはありませんし、
音楽をかけるよりも、たのしい雰囲気の中でおしゃべりする方が好きですし、

子どもたちは
クリスマスらしさもいいけれど、どんなプレゼントをもらうか、
のほうが大事らしいし、

そんなこんなで、
結局毎年、ツリーを飾る程度で、
イブには娘の手づくりケーキを食べ、
いつもは作らない、おいしいチキン料理を食べたりする程度で、

「早く寝よう。サンタさんが早く来るように」

といつもより早いお休みをするクリスマスを過ごしています。


…こちらの絵本「それぞれのメリークリスマス」は
まさにそういった「それぞれの家庭ごとのクリスマス」を描くところから
お話は始まります。

ちょっとぽっちゃり夫婦のおうちでは、やっぱり、
おいしいごちそうがたくさん並んでいる、
「おいしいクリスマス」

絵描きさんのおうちでは、
大きな紙に、ツリーが「絵」で描かれている、
「絵描きさんらしいクリスマス」

…最後にみたのは近くのおばあちゃん。
あれ?一人でさみしそうにしてる…




最後はとっても暖かく終わるお話です。

読むと、
「さて、じゃあうちではどんな風にクリスマスを楽しもうかな?」
と自分なりにクリスマスのことを考えたくなる絵本です。

ぜひ、読んでみてくださいね。

サンタクロースのおくりものって?

JUGEMテーマ:読書




子供たちがまだ小さい頃、お金もありませんでしたから、

家の中や外をきれいにクリスマスらしく飾り付けしたり、
イブの日のディナーに、
ダイニングテーブルにろうそくを立てるようなことは、
まったく、まったくできませんでした。

っていうか、そもそも絵本に出てくるような大きなツリーはないし、
そもそも、ダイニングテーブルはないし、
そもそも、ろうそくなんて、子供が倒しちゃうから危ないし。。。

それでも、クリスマスは夢いっぱいで過ごしたかったので、
ちょっとおもしろそうなクリスマスイベントには、
喜んで参加したリしていました。

そんな中でも思い出深いのは、
「イベント」でも「パーティ」でもない企画でしたが、
知的障害を持つ方がたが働く、地元の施設で、
「サンタクロース大作戦」
という企画があり、

要は、
お父さん、お母さんがこっそり用意したプレゼントを、まずは
「サンタクロース大作戦」
の事務所にもっていき、
「○月○日○時に、うちに届けてください」
と「予約」をしておけば、
その指定日時に、
まさにサンタさんが、
わが家にプレゼントをお届けしてくれる、という企画です。

わが家にとっても、
「サンタさんがプレゼントを届けてくれた!」という喜びを味わえるし、
施設側にとっても、
知的障害を持つ皆さんが、
たとえ話すことができない人でも、
サンタさんに扮した格好で、
十分にやっていける仕事として成立していたので、
これは面白い企画だと思って、申し込んでみたのでした。

さて、その○月○日○時。
特に末っ子の長男は、待ちきれなくて、待ちきれなくて。
本当は家で待っていればいいのに、
寒い中、玄関を出て、外で待っておりました。

すると、トナカイが…
いえいえ、地元のサンタさんですから、トナカイではなく、
ぎらぎらの「電飾車」でやってまいりました。

ん…?電飾?
…と思って長男とみていると、
なんとそこにのっていたのは、普通のおじさん数人。

ん…?おじさん?
と思って長男とみていると、
なんとその電飾車の中で、おじさんのうちの一人が、
おもむろに服を脱ぎ、
赤いジャケットを着て、
赤いズボンをはき、
赤い帽子をかぶり、
白いおひげをつけて、
サンタさんに変身。

ん…?着替えた?
とおもって長男とみていると、
何事もないようにしてサンタさん登場。
手にはちゃあんと、
子供たちへのプレゼントを持っています。

頭の中が若干整理されないまま、
子供たちは、プレゼントをもらい、
なんとなく記念写真を撮ることにして、
とった写真のサンタさんは
「Vサイン」

はい、ありがとうございました。
では、いい子にしますから、また来年来てくださいね、、、
ということで、お別れして、
サンタさんは
あの電飾車に戻って行きました。

若干頭の中が整理されていない長男は、
サンタさんについていき、
またじっと観察していると、

電飾車にのりこんだサンタさんは、
ひげをぺりっとはがし、
元のおじさんの顔で、
サンタの服は脱がないまま、
電飾車で去って行きました。。。。

…あれ?
サンタさんひげをはがして行っちゃったよね?

っていうか、
そもそも、ここについてから、着替えるのおかしいし!
電飾車で、車内がばっちり見えているのに!
はい、ピースって、Vサインもなんかちがう気がするし!
まだ車が発進してないうちに、おひげをとっちゃうのもおかしいし!

…といういろいろ複雑な気持ちを鎮めようと、

「地元のサンタさんは、トナカイじゃないの。
 ひげもはがすし、
 着替えもするんだよ」

…と、まだ幼い4歳の長男に話して聞かせたことを
いまでも笑い話として、時折思い出します。


さて少しづつ、クリスマスが近づいてきておりますが、
皆さんのお子様たちは、
「こんなものがほしい」
ということを、もうそろそろ考え始めているのではないでしょうか。

こちらのお話「サンタクロースのおくりもの」は、一頭のロバのお話ですが、
食べ物の草でさえ、
霜で凍りついていて、
食べられるものがなく、
そして仲間もいなくて、
さみしい思いをして過ごしているロバ。
足も怪我してしまい、痛い思いもしている、
そんなロバのお話です。

あるときロバはサンタクロースに出会います。
とっても、とってもやさしそうなサンタクロース。
サンタさんは、その日、
子供たちへのプレゼントを一生懸命配って歩き、
その多くを配り終えたところで、
まだ少しプレゼントは残っているけれど、
あとは自分で歩いて配るから、といって、
疲れたトナカイを返してあげて、
大きな荷物を持って歩いているところでした。

ロバは、サンタさんに申し出ます。
自分が荷物を運びます、と。
サンタさんはにっこり笑い、ロバに荷物運びを頼みます。

サンタさんと一緒に歩く道中、
道のりはとっても遠かったのですが、
サンタさんが触れてくると、とってもあたたかい感じがして、
足の痛みも不思議と感じることなく、
歩くことができたロバ。

最後に、サンタさんは、ロバに
素敵な素敵なプレゼントを残してくれます。
それは、ロバ自身が、とある農家のプレゼントとなって
届けられるというものでしたが、
ロバは…


----------------------

色々あるクリスマス絵本の中でも、
とびきり夢いっぱいで、
挿絵も微妙に光る画材で素敵に描かれていて、
上質な1冊といえます。

幼児向けでもいいのですが、
大きいお子さん向けとしても、
おすすめのクリスマス絵本です。

是非、読んでみてくださいね。







クリスマス絵本

JUGEMテーマ:読書


今、10月ですので、お店に行くとハロウィン1色です。

オレンジ&黒

魔女&かぼちゃ

ハロウィン自体に関心があってもなくても
「10月は、これなんだな」
…と否応なしに目の当たりにする光景です。

我が家ではハロウィンは、昔から特に何もしませんので
ハロウィンといえば、「10月の飾り付けはこういうパターン」と思う程度の認識です。

今年10歳になった末っ子長男も、ハロウィンは基本的にスルー。
10月といえども、ハロウィンではなくてクリスマスが楽しみなこの頃です。

…で何がほしいかというと、
我が家では一切のゲームは持たない・持たせない派で貫いておりますので、まずゲームは却下。
ゲーム以外でほしいものがあれば、なんでもご希望をどうぞ、ということにしています。

いい加減10歳の子ですから、サンタ=母 であることは理解しています。
だから10歳の子どもなりに、「母のお財布で買えそうないいもの」を、
毎年頭をひねって考えてくれます。

○○を作るキット とか。

つりざお とか。

ちょっとハイテクなロボット系おもちゃ とか。

その時々の、わが子の興味関心がわかるチョイスをしてきますので
母の私も「今年はなにかな?」と楽しみなこの頃です。

…で少々早いのですが、絵本もクリスマス絵本を読みました。

頭の中で思い描くサンタとはちょっと違う、
イレギュラーな感じのサンタさん。

なんたって「ぐうたらサンタ」なんですから。

おもちゃをせっせと作るのは「はたらきもののひつじ」

トナカイ…ではなくてはたらきもののひつじです。

世界中の子どもたちから寄せられた希望に、ひとつひとつ応えられるのは、
この、はたらきもののひつじのおかげです。

ところがある日、大変なことが起きてしまいます。

このひつじが、この働きもののひつじが、
とある子どものプレゼントとなって、
サンタさんの元から離れてしまうのです。

さあ、サンタさんは困りました。

こころを入れ替え、いままで働き者のひつじがやってくれていた仕事を全部自分で…



と終わらないのがこのサンタさんらしいところです

サンタさんはある手を打ちます。

その方法とは…

ぐうたらサンタらしい、難局面の乗り越え方。

ぜひ読んで確かめてみてくださいね。










素敵なクリスマス絵本

ノエルのひみつ
すえまつ ひみこ

巷の12月25日は、本来はクリスマス当日のはずなのですが、クリスマスケーキの販売も終了で一気にお正月モード。おもちゃ売り場に至っては、25日にはもう、おひな様まで並んでいます。

今年はホワイトクリスマスにはなりませんでしたから、絵本に出てくるような、静かで厳かなクリスマス、というわけにはいきませんが、それでも我が家では、今日の夕食時、ささやかに、家族のクリスマスパーティをしました。


今日読んだ絵本は、クリスマスにちなんだ絵本です。
こちらの「ノエルのひみつ」は、挿絵も何となくレトロな雰囲気で素敵な絵本なのですが、読んでみると、小4の長女から小1の長男まで、一様に惹きつけられ、楽しめる絵本でした。

お話は「ノエル」という名の一人の坊やと、3人の小人のような魔法使いたちの登場から始まります。
真っ赤な色が大好きなノエルは全身赤いお洋服をきていて、真っ白な雪の中に立っているだけで、まるで小さなサンタクロース。
…と思って読んでいたら、本当にこの坊やノエルは、3人の小人たちに頼まれて、空を飛ぶトナカイのひくそりに乗り、世界中の子供たちにプレゼントを配って歩きます。すべては小人たちから頼まれてのことです。
…それから何十年。すっかりたくましく大人になったノエルは、やっぱりおもちゃ職人になっておもちゃを作り続け、クリスマスの夜にはプレゼントを配っています。
…そしてさらに時が過ぎ、すっかりお髭の白くなったノエルは、まさにあのサンタクロース!!もちろん、おじいさんになったノエルも、やっぱりクリスマスの夜には、世界中の子供たちに、プレゼントを配ります。


…なんだかサンタクロースの一生を描いたような、素敵な物語です。
「サンタは子供のころからサンタだったんだ!」
という素敵な感想もこぼれます。


ぜひご家族みなさんで、読んでみてくださいね。

オリビア クリスマスのおてつだい

オリビア クリスマスのおてつだい
オリビア クリスマスのおてつだい
Ian Falconer,谷川 俊太郎

とうとう12月。我が家にもクリスマスツリーを飾っています。
クリスマスのツリーを出すのは母ですが、飾り付けるのは子供たち。
思い思いに、とっても楽しそうに飾り付けをしてくれます。

オリビア クリスマスのおてつだい」のオリビアも、本当に子供の日常そのままに、クリスマスや雪を楽しむオリビアの姿が描かれています。

クリスマス準備のお手伝いをしたがるオリビア。
ディナーの食卓にきれいにツリーを飾ったオリビア(でもほんとは、大きなツリーの上のほうをちょん切っちゃって、食卓に持ってきちゃっただけ(*_*;)。
サンタさんが待ち遠しいオリビア。
クリスマスの朝は、一気に朝ごはんを食べ、プレゼントの包みを開けてみるオリビア。
プレゼントの中身は嬉しいものうれしくないものがいろいろだったオリビア。
お外の雪でいっぱい楽しむオリビア。

一つ一つがわが子に重なって共感できる絵本です。

ぜひ、今の季節を逃さずに、読んでみてくださいね。




クリスマス絵本

トリフのクリスマス
トリフのクリスマス
アンナ・カリー, 松波 史子

クリスマス絵本は、多数出版されており、クリスマスという日の由来を描いたお話あり、ちょっと間抜けなサンタさんのお話あり、本当に色々ですが、中でも「これぞクリスマス!!」と思えるお話が、この「トリフのクリスマス」だと思います。
登場するのは、ネズミのトリフ他、動物たちで、人間は出てきませんが、「すずをならしながら、トナカイにのって、お空をかけてくるサンタさん。」が登場します。
そのサンタさんの登場シーンが、子ども達が夢に描いているサンタさんそのままで、「うわぁー!サンタさんだ」という感動があります。

サンタさんを心から信じている子ども達に、ぜひ読んであげたい絵本です。

クリスマス絵本

マドレーヌのクリスマス
マドレーヌのクリスマス
ルドウィッヒ ベーメルマンス, Ludwig Bemelmans, 江國 香織

クリスマスを心待ちにしている5歳の長男は、最近「仏壇」に一生懸命手を合わせています。
よく分からない神様・どこにいるか分からないサンタさんに、日頃のいたずらのお詫びをしようと必死の様子です。
サンタさんからプレゼントをもらいたいという、物ほしさ故の合掌。
小さな頭で考えた末に「仏壇の前でわびる」という行動に現れたようなのです。

まわりで冷静に見れば「????」とはてなマークだらけの行動ではありますが、本人は必死です。
日頃の数々のいたずらを仏様に必死に誤る長男に対して、母は、「お空から、神様もサンタさんも、天国のおじいちゃんもおばあちゃんも、みーんな、見てるからね。いい子で頑張るんだよ」と言っています。

そんなわけで、長男的には頭の中はクリスマス一色。…と言うよりは「クリスマスプレゼント」一色ですので、就寝前に読む絵本も、自然にクリスマス絵本になってしまいます。
マドレーヌのクリスマス」は一番おちびで一番元気なマドレーヌと、不思議な「じゅうたん商人」の物語です。

-------------------------------------
クリスマス間近の日。
マドレーヌ以外の11人の仲間とシスターは、みんな風邪をひいてしまいます。
マドレーヌは1人元気で、せっせとよく働き、みんなの看病をします。
そこへやってきたのがじゅうたん商人。
素敵なじゅうたんだったのでマドレーヌは、じゅうたん商人のもっていたじゅうたんを全部買います。
じゅうたんを全部売ったじゅうたん商人は、外へ出ると、とっても寒くなってしまいました。
体も凍ってしまい、またマドレーヌの所へ戻ります。
じゅうたん商人をせっせと看病するマドレーヌ。
元気になったじゅうたん商人は、そのお礼として、みんなに素敵な魔法をかけてくれます…
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見るからにサンタさんらしいサンタさんは、このお話には登場しません。
でも。とっても素敵なクリスマス絵本です。
ぜひ読んでみてくださいね。


クリスマスの前に

ふとりすぎですよサンタさん
ふとりすぎですよサンタさん
さくら ともこ, 清宮 哲

クリスマスまであと一ヶ月。子ども達が「サンタさんくるかな」「こんなのがほしいな」「どんなプレゼントもらえるかな…」などと胸をわくわくさせながら、クリスマスのお楽しみに思いを馳せる季節です。

サンタさんを心から信じている子ども達は、「今頃サンタさんどうしてるかな」などと思うこともあるでしょう。ふとりすぎですよサンタさんは、そんな子ども達に読んであげたい絵本です。
今頃サンタさんはサンタの工場で、プレゼント作りに大忙し…かと思いきや、この絵本では別のことに大忙しのサンタさんです。

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サンタさんは太りすぎて、みんなのおうちの煙突なんて入れない。トレードマークの赤い服も入らない。トナカイはサンタさんが重くて引っ張れない…。そんな大変なことになってしまいました。
これでは子ども達のうちへプレゼント配りに出かけられません。
やせなくちゃ!とおもったサンタさんは、水も飲まない、ご飯も我慢…しているうちに、バタンキューと倒れてしまいます。
やせるためには、しっかり食べてたくさん運動するのが一番だよ!とみんなの励ましに支えられながら、サンタさんはダイエットに励みます。
さて、サンタさんはやせることができるでしょうか…。

-----------------------------
結末は、ぜひ読んでみてくださいね。

さて、我が家のクリスマス。
小2の長女と小1の次女は「サンタの正体は母」であることを理解しています。だって、どう見ても毎年もらうプレゼントは、ジャスコやサティやその辺のお店で売っている物だから。(笑…)

でも、夢一杯の長男は、心から信じています。
「サンタさんは、買えるんだよ。世界中の子ども達みんなの分、買えるんだよ。」
と言います。どう見ても「買った物」らしい、ということは感じるようですが、それでも「サンタさんが、よい子に買ってくれる。いつもお母さんが“買えません”というようなおもちゃを買ってくれる」と言っています。

夢があることは、いいことですね。
ふとりすぎですよサンタさん」を読みながら、サンタさんに思いを馳せ、夢の世界に浸ってみるのも楽しいですよ。

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