もみの木

アンデルセンの「もみの木」を読みました。
話の中にクリスマスの1シーンが出てきますが、どちらかというと、クリスマス以外の季節に読む方が良いかも。

お話しはもみの木の短い一生です。
若木だったもみの木は「早く大きくなりたい」と願っていました。
周りの木々が伐採されるのを見て不安になりながら、「切り倒された木はどうなったのか」コウノトリに聞きます。
コウノトリは「りっぱな舟に/舟の帆柱に」なったのではないかともみの木に言います。美しく飾られたクリスマスツリーの話も聞かせます。
もみの木はあこがれました。美しく飾られたクリスマスツリーに。
やがて立派に育ったもみの木は、切り倒されて運ばれます…。

もみの木は何になったか/願っていたとおりになれたのかどうか。
想像してみてくださいね。



ぶたばんのおうじ



ぶたばんのおうじ」H・Cアンデルセン作・ビョーン・ウインブラード絵/ほるぷ出版を読みました。
アンデルセンはいろいろなお話を遺していますが、個人的にはアンデルセン童話の中では1番好きといっていいぐらい、気に入ったお話です。

あるところに貧乏な王子様がいました。貧乏でしたが心はとても優しい王子様でした。
この王子様、別の国の皇帝陛下のお姫様と結婚したいと思い、5年に1度しか咲かない美しいバラと、それはそれは美し声でなくナイチンゲールを贈り物に、結婚を申し込みました。
王様も召使い達も王子の贈り物が気に入りましたが、姫にはその価値がわかりませんでした。あえなく、プロポーズをことわられた王子様。
諦めない王子様は汚い格好で、仕事を下さいと、お城に行きます。王子と知らず可哀想に思った皇帝陛下は、ぶた番の仕事なら、と男を雇います。
雇われた王子は、そこで不思議な鍋やおもちゃを作ります。それはお姫様がたまらなく欲しくなるようなものでした。
お姫様は言います「それはいくらで買える?」。王子は答えます「お姫様のキス10回なら」。

さて、お姫様はどうするのでしょうか。
王子様はこんなお姫様を本当に好きになるでしょうか。

是非、読んでみてください。

空とぶトランク



アンデルセン童話より「空とぶトランク」(スズキコージ・絵)を読みました。
これは、「お話の中でお話が始まる」ちょっと不思議な設定と、「トランクに乗って空を飛ぶ」不思議があって、物語の世界を楽しめるお話です。

最後、楽しく冒険を続ける主人公とは対照的にお姫様が寂しそうに描かれていて、アンデルセンらしいような「世の中、幸せだけではない/人生楽ありゃ苦もあるさ」というようなメッセージが感じられます。

先入観無しに、どこかで出会った時には是非読んでみてください。

おやゆびひめ



アンデルセン童話の「おやゆびひめ」。とてもよく知られている物語ですが、どの絵本を選ぶかは皆さんそれぞれ違うと思います。
子どもが取っつきやすいアニメ絵本でも楽しいでしょうが、文章も挿絵も、とても穏やかで美しい、こちらはいかがでしょうか。
立原えりか文・いわさきちひろ絵/講談社出版の「おやゆびひめ」です。

おやゆびひめが愛らしく描かれているのはもちろんのこと、登場する動物たちや景色など全て美しく描かれています。

子ども達も「きれいー、かわいい」と感動しながら絵本に見入っていました。

すずのへいたいさん

すずのへいたいさん」は「なまりのへいたい」としても知られています。アンデルセン童話集です。

鉛を溶かして作られたおもちゃの兵隊。数体作って最後の一つは鉛が足りず、片足の兵隊さんになってしまいました。
いつも片足で立っている鉛の兵隊さんは、同じ片足に見える、踊り子の人形に恋をします。「結婚してください」とプロポーズしようとすると、びっくり箱のおばけが悪魔となって現れて邪魔をします。ついには踊り子さんと兵隊さん燃えさかる暖炉に落ちて燃え、天国で結ばれるというお話。

個人的には、「天国で幸せに」なんて信じられません。今生きているうちに不幸な人はやっぱり可哀想に思えます。とても辛すぎる結末に感じます。

アンデルセンには同じように「天国で幸せに」的お話がいくつかあります。
マッチ売りの少女」もしかり。
人魚姫」もしかり。

悲しく美しい、とはいうものの、生きているうちにも幸せを感じたいと思うのですけど。
アンデルセンさんは、天国での幸せを信じられる人だったのでしょうね、きっと。
アンデルセンさんの名前は「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」なんですって。いろいろ読んでいながら、今まで知りませんでした。

はだかのおうさま

アンデルセン童話集です。
絵本に親しんでいる方なら、あえて言うまでもない名作です。

「うそ」を知らない小さい子どもが初めて「うそ」を理解するお話とも言えます。
我が家では良くも悪くもそうでした。
それぐらい、小さい子へも読んであげられて、楽しめる絵本です。
「おうさまは、なんで行進を途中で止められなかったの?」
純粋な子どもにとっては素朴な疑問です。
「王様だからこそ、止めるに止められない」感じが理解できるのは、やはり年中さんぐらいかな?


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