きらきら絵本

きらきらきょうりゅう
きらきらきょうりゅう
マーカス フィスター, Marcus Pfister, 谷川 俊太郎

「にじいろのさかな」の美しさに感動した方にぜひお薦めしたい絵本です。
同じマーカス フィスター作でこちらのきらきらきょうりゅうもキラキラ絵本です。
(他に「ミロとまほうの石」もキラキラ絵本)

子ども達と図書館でキラキラ絵本探しに精を出し、数ある蔵書の中からキラキラ絵本を見つけた時は、ちょっとしたお宝を見つけたような感動があります。

挿絵がきれいなので、恐竜好きのワンパク長男も、きれいな物好きなお姉ちゃん二人組みも双方納得で読める絵本です。

刺繍絵本

サンタさんありがとう―ちいさなクリスマスのものがたり
サンタさんありがとう―ちいさなクリスマスのものがたり
長尾 玲子

クリスマスの話なので、季節物といえば季節物ですが、挿絵・表紙絵などは全て「刺繍」で作られているところにとっても価値を感じます。

個人的に手作りが大好きで、手仕事には人一倍感動する私ですが、とにかくこの本のページを1枚1枚めくるたびに感動しました。
なんて細かい!なんて丁寧な!何て美しい刺繍!
特別難しい技術を使った刺繍ではありません。
アウトラインステッチ、サテンステッチ、フレンチノットなど至って普通の、よく使う技法だけでまとめられています。

図案もシンプルなのですけれど、丁寧さが伝わり、とても感動します。
子どもと一緒に「細かいね。きれいだね」など思わず感想を言い合いながら読みました。

これを読むと無性に刺繍がしたくなるんですよね。

バムケロの、おそうじ

バムとケロのにちようび
バムとケロのにちようび
島田 ゆか

大好きなバムケロシリーズのバムとケロのにちようびです。
絵本の中でバム君は「絵本をよむなら、きれいに、きれいに、きれいに、きれいに片づいた部屋でなっくっちゃ」といい、素敵な小物達でいっぱいの楽しいお部屋を、これまたすばらしくスッキリと片づけ、お掃除します。

そんな一連のお掃除風景が、何とも羨ましいのです。お部屋がマネ出来ないほど素敵なのが羨ましいだけでなく、スッキリきれいに片づいたお部屋で、絵本を読むということがとっても羨ましいのです。
素敵なインテリアや小物達はマネ出来ないけれど、スッキリきれいに、きれいに、お掃除することは努力次第でマネ出来ます。
でも、お部屋のお掃除は母の努力だけでは無理なんです。
だって、片づけるその端からどんどん散らかす子ども達ですから。
「子どもが小さいうちは片づけても無駄。無理無理。」
などど大方諦めておりました。
でも、この絵本を親子で楽しく読んだ後は、「バムケロみたいにかたづけよう!」とかけ声かけて、親子みんなでお片づけ。
散らかり放題のおもちゃ達をひとまとめにして「とりあえずおいとく物置」へ運び、掃除機をかけるのは次女の役目。
1枚1枚バラバラに散らかった折り紙を、1枚1枚集めて束ねるのは長女の役目。
散らかし犯人の長男は、この時ばかりはちらかしをじっと我慢。(それが彼なりのお手伝い)
そして、きれいに、きれいに、きれいに片づいた部屋で絵本を読み聞かせると、その気分の良さは格別です。
リラックスできる上、おはなしの世界に夢中になれること請け合いです。



火の鳥

火の鳥
火の鳥
斎藤 隆介, 滝平 二郎

空想の世界で存在する「火の鳥」を描く、ということは、大変画家の技量が現れる所だと思います。
読み手は、具体的ではなく非常に抽象的な「すばらしく・美しく・気高い」火の鳥をイメージします。それと挿絵の「火の鳥」が見合わないものだと、見ていてがっかりするものです。

滝平二郎さんの「火の鳥」は想像を超えた美しさがあります。
斉藤龍介さんの文章とマッチングし、想像を超えた火の鳥を表現しています。

子ども達は図書館から一度借りてくるとこの絵本を来る日も来る日も読みたがります。挿絵の素晴らしさと、文章の素晴らしさを子どもも実感するのです。

さて、こちらの絵本の内容ですが、秋田の尾去沢鉱山の始まりにちなんだ昔話です。母親に先立たれ、妹をけなげなまでに育てる姉と、村を苦しめる火の鳥が闘うシーンは息をのみます。
多少言葉が難しい所はありますが、解説してあげれば幼稚園年少でも夢中で聞いてくれる絵本です。

くれよんのくろくん遊び

くれよんのくろくん
くれよんのくろくん
なかや みわ

初めてこの絵本を見た時は感動ものでした。
「クレヨンの黒とシャープペンで花火を描ける」なんて、想像もつきませんでしたから。
1.色々な色で絵を描く。
2.その上から黒で塗りつぶす。
3.真っ黒になった表面をシャープペンで削る。
4.削ったところから、下に書いた色々な色がのぞいて美しい。

この作業、実際にやるとかなり根気がいるのです。
特に黒いクレヨンで紙全体を真っ黒にするためには、安いクレヨンではなく、柔らかく書きやすいクレヨンで、ひたすら塗りつぶさなければなりません。
でも、くれよんのくろくんでみごとな「花火の絵」を見た後は娘と一緒に頑張りました。
手も袖も真っ黒にして頑張りました。
真っ黒の紙面を、ツツーっとシャープペンで削った瞬間は、感動しました。

絵本を見ないとどんなものか想像がつきにくいと思いますので、是非読んでみてくださいね。

お星さま、書けますか?

おほしさま かいて!
おほしさま かいて!
エリック カール, Eric Carle, 佐野 洋子

久しぶりに挿絵に感動する良い絵本に出会いました。
「はらぺこあおむし」で有名なエリックカールさんの絵本です。
個人的には内容が「はらぺこあおむし」を上まわっていると思います。
2度・3度繰り返して読み、その度に発見があるばかりでなく、
「星の書き方」に大きく感動しました。

お星さま、一筆書きのよくあるお星さまは大概の人が書けますね。
お話は一筆書きの五つ星から始まります。
「何だ、お星さまなら私も書ける」と思いながら読み始めると、絵本の中の挿絵の一つ一つがうっとりするほど美しく、それぞれにつながりを持って描かれており、じっくり見るだけでも楽しめました。
そして、お話の最後では、角が8つのお星さまの一筆書きが登場します。
最初に始まった「お星さま」が最後にまた「お星さま」に戻るシンプルな構図でありながら、最後のお星さまは「角が8つ」に増えていて、あっと驚かされます。
登場人物の「絵描き」さんが、ページをめくると年をとっていく様子が分かるのも見物です。

お話の途中で、絵描きさんは「雲」を描きます。
この雲、なぜか「今にも雨が降り出しそうな黒雲」なのです。
このお話に出てくるもの全て、美しいものばかりなのに、どうして黒雲???と不思議に思った母。「何で黒雲かしら?」とつぶやきました。
するとすかさず長女が「お花に雨を降らせるためだよ」と答えてくれました。
それで納得。
黒雲も、お花を美しく咲かせるため、そして美しい虹の橋を架けるための、大事な存在として描かれています。

見れば見るほど奥深い、個人的にはエリックカールさんの絵本の中で最高と感じた、おほしさま かいて!でした。

バムケロ

バムとケロのそらのたび
バムとケロのそらのたび
島田 ゆか

バムケロファンの方は多いと思いますので、私があれこれ言うことは出来ませんが、私も子供も大好きなので、「時々」図書館から借りてきます。
お話は知っているのだけど、丁寧に書き込まれた挿絵は、見るたびに新しい発見があります。
先日、「カバンうりのガラゴ」を読んだばかりなので、今日は「バムとケロのそらのたびの中にいるガラゴ探し」と「ケロちゃんのいたずら」に注目して読み進めました。
テーマを絞って挿絵を見ると、「いた!ガラゴだ!」「ケロちゃん、さっきいたずら書きしてたけど怒られたのかな?今度はモグラの背中に書いてる…」などなど、前にも読んだはずなのに気がつかなかった発見があり感動ものでした。

またいつかこの本を開いた時には、きっとまた別の発見をすると思います。
見るたびに新鮮な絵本なんて、他にそうありません。
すごいですね、島田ゆかさんって。



白雪姫と七人の小人たち

白雪姫と七人の小人たち
白雪姫と七人の小人たち
グリム, the Brothers Grimm, Nancy Ekholm Burkert, 八木田 宜子, ナンシー・エコーム バーカート


「白雪姫」、皆さんよくご存知でしょうが、挿絵のすばらしいこちらをご紹介いたします。
ナンシー・エコーム・バーカート画・八木田宜子訳/冨山房出版の「グリム 白雪姫と七人の小人たち」です。
挿絵のすばらしいことは、見て頂ければ分かると思いますが、髪の毛1本1本、肌の産毛まで表現しているような繊細さです。

我が家では、子ども達が赤ちゃんの頃から親しんだ「白雪姫」はディズニー映画を絵本にした白雪姫でした。個人的にディスニーに出てくる小人達が愛らしくて好きだったし、子ども達も喜んでみている絵本でした。

すこーし大きくなって、今、長い話しの読み聞かせにも集中出来るようになりましたので、原作に近い白雪姫を知ってもらいたくて、図書館から借りてきたのでした。
ただのハッピーエンドではない、悪いお后が真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされて、死ぬまで踊り続けなければならなかった、と締めくくるお話です。

「勧善懲悪」な教育をしているつもりはありませんが、子ども達は、「お后は悪いから殺されたんだよ!」といかにも当然といった反応を見せました。
母的にはこのお話の中で示されている「お后の心の闇・病」的な一面をみれば、お后はむしろ哀れな人で、「悪いから」殺されて良い訳じゃない、と思うのですが。

日本の時代劇もそうですね。「悪い奴らはたたっきる!」
決して良いことではないと思いますけど、これって世界共通の人間心理なんでしょうか。

にじいろのさかなとおおくじら

「挿絵の美しい絵本」というテーマで絵本選びをすれば、間違いなく誰の目にも「美しい」と感じられる絵本の一つがマーカス・フィースターさんの絵本です。
マーカスフィースターさんの絵本はたくさん出ていて、「ミロとまほうのいし」もしかり、「きらきらきょうりゅう」もしかり。

シリーズで数冊出ていてよく知られているのは「にじいろのさかな」シリーズです。
ありそうで他にはない「キラキラ」を絵本で表現しています。
初めてであったときは「何てきれい!!!」と感動ものでした。
絵本でこんなにきれいな「キラキラ」が表現できることに感動しながら、わりと長い文章の1冊を、3歳ぐらいの小さい子でも最後まで集中して聞くことができます。

昨夜は「にじいろのさかなとおおくじら」(マーカスフィースター作・谷川俊太郎訳/講談社)を読みました。
マーカスフィースターさんらしく、仲間とのふれあい、「個」対「大勢」、「理解者」対「非理解者」などがドキドキするような展開の中で見事に描かれています。
個人的には「道徳的絵本」過ぎる感じもしますが、子ども達の大好きな絵本であり、多くの方に読んで頂きたい絵本です。

ミロとまほうのいし

絵本でありながら「結末が2通り」用意されている絵本って他にあるでしょうか。
マーカスフィースター作の「ミロとまほうのいし」はポイントが2つ。
一つはその「二通りの結末」で
もう一つは「きらきらぴかぴか絵本」
であること。

どちらも殆ど他に類を見ない絵本です。それだけで価値があります。
結末は、悲しい結末と幸せな結末。途中で「どちらに進むか」聞かれます。
そこから上下2通りのお話が進んでいきます。

挿絵の中でぴかぴかに光る素材を使用してあり、「まほうのいし」はぴかぴか美しく輝いていて、子ども達の興味を引きつけます。

ただ一点、難点といえば、(あくまでも個人的にですが)お話が良い子すぎること。人間良いところも悪いところもある。短所が長所だったりすること何てよくある、といいたくなってしまうほど、「よい子に導いてくれる」絵本です。

ともあれ、子ども達も、母も子供も大好きです。
ちなみにマーカスフィースターさんは「にじいろのさかな」でよく知られていますね。こちらも大好きです。

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