おでんさむらい 夏バージョン
JUGEMテーマ:読書
「おでんさむらい」はシリーズもので、4冊ぐらいはでていますが、
その中の一冊をご紹介します。
こちらはおでん侍の中でも「ひやしおでんのまき」
お話は夏バージョンではありますが、
ともかく、
暑い夏には見たくもなかった「おでん」が、
こうやってすっかり涼しくなりますと、不思議と食べたくなり、
確実におでんがおいしい季節となりましたので、
「夕食には、おでん」
「絵本は、おでんさむらい」
なんていうチョイスも、季節的によいのではないかと思います。
このおでんさむらい、
ぱっと見は人間ですが、
おともはカブトムシの妖怪ですし、
この世界は、どちらかというと、
千と千尋の神隠し 的な、妖怪の世界の物語。
みんな多分大なり小なり妖怪的な存在で、
そのなかで
「いいやつ」「わるいやつ」
がいて、
おでんさむらいが「わるいやつ」に立ち向かい、
でもおでんさむらいはあんまり強くないので、
それこそ、くしざしのこんにゃくを投げつける程度の技しか持っていないので、
立ち向かうといっても、最終的には逃げの一手となるのですが、
そこは「いいやつ」達のちからを借りるパターンで、
周りの妖怪たちの特技を生かしながら、
「わるいやつ」を退治する、というストーリーです。
情熱や感動を呼ぶストーリー展開ではないけれど、
独特の世界観の中で、
毎回オリジナルな「一件落着物語」を展開してくれます。
ぜひ、読んでみてくださいね。
- 2011.11.15 Tuesday
- おばけ・妖怪
- 08:26
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- by atu